第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品 北欧の夏時間が、心の凪に優しく波を立てる。

映画『ベルイマン島にて』公式サイト

20世紀最大の巨匠”イングマール・ベルイマンが暮らし、傑作を生んだ島を舞台に紡ぐ、創作活動も夫婦関係も停滞中の映画監督カップルの物語。

4月、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー
来場者プレゼント オリジナルポストカード 対象劇場はこちら
4.29[金・祝] シネスイッチ銀座 公開記念トークイベント 森百合子さん(北欧ジャーナリスト)ペッター・アーランドソンさん(元スウェーデン大使館勤務)

来場者プレゼント決定! オリジナルポストカード

ポストカード

対象劇場にご来場の方に、先着で山本アマネさんに描きおろしによるオリジナル・ポストカードをプレゼント!
(各劇場の公開初日より先着/なくなり次第、配布終了)

4/22(金)より
シネスイッチ銀座(東京)
kino cinéma立川髙島屋S.C.館(東京)
kino cinéma横浜みなとみらい(神奈川)
サツゲキ(北海道)
伏見ミリオン座(愛知)
アップリンク京都(京都)
シネ・リーブル梅田(大阪)
kino cinéma天神(福岡)

4/29(金・祝)より
シネ・リーブル神戸(兵庫)

5/6(金)より
千葉劇場(千葉)

公開記念トークイベント開催決定!

北欧カルチャーや、劇中に登場するインテリアなどについてたっぷりお話ししていただきます!

ゲスト:
森百合子さん(北欧ジャーナリスト)
ペッター・アーランドソンさん(元スウェーデン大使館勤務)

劇場:
シネスイッチ銀座

日時:
4月29日(金・祝)『ベルイマン島にて』10時45分の回上映終了後 ※予告なし、本編より上映

料金:
通常料金

チケット販売:
<オンライン>
4月27日(水)0:00(4月26日(火)24:00)より
チケット購入はこちら:https://eigaland.com/cinema/100

<劇場窓口>
4月27日(水)劇場オープン時より

Movie ムービー

PLAY
再生

Introduction イントロダクション

20世紀最大の巨匠イングマール・ベルイマンが愛した神秘的な島、フォーレ島。
人生の“凪の時間”に停滞する
映画監督カップルが暮らすように
旅するひと夏の物語

スティーヴン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなど、今日の巨匠と呼ばれる映画監督たちに、多大な影響を与えたイングマール・ベルイマン。彼の熱狂的な支持者である、『未来よ こんにちは』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いたミア・ハンセン=ラブ監督が、ベルイマンの原風景と言われるスウェーデンのフォーレ島を舞台に最新作を撮影。奇岩が屹立した神秘的な自然や郷愁を誘う風車、ベルイマンが公私共に時を過ごした家屋や縁の品々を、存分に映像に収めた作品を完成させた。

時は現代、主人公は映画監督カップル。クリスは認められてまだ日が浅く、パートナーのトニーは既に名を成しいてる。ミア・ハンセン=ラブ自身と彼女の元パートナーの実体験を彷彿させる二人だ。演じるのは、『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープスと、『海の上のピアニスト』のティム・ロス。さらに、クリスの次回作の主人公に、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカが扮する。

実在した巨星ベルイマンの人生、実際に多くの映画ファンが訪れ聖地となったフォーレ島、その島で展開される監督カップルのフィクション、劇中劇として紡がれるストーリー、そこに落とされるミア・ハンセン=ラブ本人の影──現実と虚構が入り混じり、その境目が曖昧になっていく。「それこそが映画であり、人生なのでは?」と、観る者に深い味わいを投げかけ、北欧の離島でのときめきが蘇るような体験に連れ出してくれる、稀有なる映像体験。

イングマール・ベルイマン
Ernst Ingmar Bergman

1918~2007年。スウェーデンの映画監督。『第七の封印』(56)でカンヌ国際映画祭審査員特別賞、『野いちご』(57)でベルリン国際映画祭金熊賞、『処女の泉』(60)と『ファニーとアレクサンデル』(82)でアカデミー賞®外国語映画賞を受賞。神、生と死、愛と憎しみをテーマに人間とは何かを問い、映画史に永遠にその名を刻む伝説的存在。

Story ストーリー

映画監督カップルのクリスとトニーは、アメリカからスウェーデンのフォーレ島へとやって来た。創作活動にも互いの関係にも停滞感を抱いていた二人は、敬愛するベルイマンが数々の傑作を撮ったこの島でひと夏暮らし、インスピレーションを得ようと考えたのだ。やがて島の魔力がクリスに作用し、彼女は自身の“1度目の出会いは早すぎて2度目は遅すぎた”ために実らなかった初恋を投影した脚本を書き始めるのだが──。

Cast キャスト

ヴィッキー・クリープス

ヴィッキー・クリープス
クリス

1983年10月4日生まれ、ルクセンブルク出身。
ルクセンブルクのコンセルバトワールで演技を学び、スイスのチューリッヒ芸術大学在学中から舞台に出演。ドイツとルクセンブルクの合作映画『House of Boys(原題)』(09)で長編映画デビュー。以降、『コロニア』(15)、『マルクス・エンゲルス』(17)などに出演し、英語のヒロイン役に初挑戦したポール・トーマス・アンダーソン監督の『ファントム・スレッド』(17)で国際的な知名度を高める。
【その他の出演作】誰よりも狙われた男(13)、殺意は薔薇の香り(13)、蜘蛛の巣を払う女(18)、オールド(21)

ティム・ロス

ティム・ロス
トニー

1961年5月14日生まれ、イギリス出身。
クエンティン・タランティーノ監督の『レザボア・ドッグス』(92)で注目を浴び、続く同監督の『パルプ・フィクション』(94)にも出演し、ハリウッドでの地位を確立する。『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』(95)で英国アカデミー賞助演男優賞を受賞、アカデミー賞®助演男優賞にノミネートされる。その後、『素肌の涙』(99)では監督に挑戦した。
【その他の出演作】海の上のピアニスト(98)、インクレディブル・ハルク(08)、ヘイトフル・エイト(15)、天才ヴァイオリニストと消えた旋律(19)、シャン・チー/テン・リングスの伝説(21)

ミア・ワシコウスカ

ミア・ワシコウスカ
エイミー

1989年10月14日生まれ、オーストラリア出身。
15歳でテレビドラマに出演し女優としてのキャリアをスタートさせ、『Suburban Mayhem(原題)』(06)でスクリーンデビューを果たす。『ディファイアンス』(08)でハリウッドに進出し、その後、ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のアリス役に抜擢され、世界中の注目を集める。
【その他の出演作】永遠の僕たち(11)、イノセント・ガーデン(13)、ボヴァリー夫人(14)、アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(16)、ブラックバード 家族が家族であるうちに(19)

アンデルシュ・ダニエルセン・リー

アンデルシュ・ダニエルセン・リー
ヨセフ

1979年1月1日生まれ、ノルウェー出身。
11歳の時、『Herman(原題)』(90)で映画デビュー。ヨアキム・トリアー監督の『オスロ、8月31日』(11)で主演を務め、国内外で高い評価を受ける。ポール・グリーングラス監督の『7月22日』(18/Netflix)では、ウトヤ島で無差別殺人を行う犯人役を演じた。
【その他の出演作】リプライズ(06)、サマーフィーリング(15)、パーソナル・ショッパー(16)、フォース・プラネット(16)、ロダン カミーユと永遠のアトリエ(17)、ホロコーストの罪人(20)

ミア・ハンセン=ラブ photo:Judicaël Perrin

Director 監督

ミア・ハンセン=ラブ
Mia Hansen-Løve

1981年2月5日生まれ、フランス出身。
17歳の時にオーディションを経てオリヴィエ・アサイヤス監督の『8月の終わり、9月の初め』(98)で映画デビューをした後、2000年、同監督の『感傷的な運命』に出演。その後、2003年から「カイエ・デュ・シネマ」で批評活動を行う一方、最初の短編『Apres mure reflexion(原題)』(04)を撮り、その後も次々と短編を発表する。
監督と脚本を手掛けた初長編映画『すべてが許される』(06)は、07年カンヌ国際映画祭<監督週間>に出品され、更にその年のルイ・デリュック賞に輝く。続く第2作『あの夏の子供たち』(09)はカンヌ国際映画祭<ある視点部門>にて審査員特別賞を受賞。第3作の『グッバイ・ファーストラブ』(11)はロカルノ国際映画祭で特別賞を受賞し、フランス映画界の新たな才能としての評価を確かなものにする。
【その他の監督作】EDEN/エデン(14)、未来よ こんにちは(16)

Comment コメント

順不同